このたびAterm製品の一部で、悪意のある第三者により、お客様の意図しない現象を引き起こされる可能性があることがわかりました。
Aterm製品は、管理パスワードおよび無線暗号化キーによって、お使いの方以外はアクセスできないようになっておりますが、対象製品をお使いの場合は、影響を受けにくくする対策として、以下の内容に従ってご対応をお願いいたします。
ご利用いただいているお客様には、ご不便とご迷惑をお掛けいたしましてまことに申し訳ございません。
現象1 : 悪意ある第三者によってお客様がご使用の製品がアクセスされた場合、telnet経由で任意のコマンドが実行される可能性
現象2 : 悪意ある第三者によってお客様がご使用の製品がアクセスされた場合、UPnP経由で任意のコードが実行される可能性
現象3 : 悪意ある第三者によってお客様がご使用の製品がアクセスされた場合、任意のコマンドが実行される、もしくは装置名などの装置情報が読み取られる可能性
いずれの現象も、LAN側からの不正アクセス時の脆弱性ですので、自宅外からのインターネット回線経由でWAN側から攻撃されることはありません。
以下の表より、対象機種ごとの該当する現象、対処方法をご確認ください。
なお、既にサポートが終了している機種が含まれております。
サポート状況についてはこちらをご確認いただき、サポートが終了している機種においては買い替えをご検討ください。
※ 記載のない機種につきましては問題ございませんので、安心してそのままご利用いただけます。
機種名 | 該当する現象 | 対処方法 |
---|---|---|
WG1800HP4 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1200HS3 | 現象1 | 下記の対処方法1をご確認ください。 |
WG1900HP2 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1200HP3 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1800HP3 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1200HS2 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1900HP | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1200HP2 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
W1200EX(-MS) | 現象1 |
下記の対処方法1、 ※W1200EX(-MS)は中継専用機のため、現象2は発生しません。 (対処方法2の設定画面はなく、対処の必要はありません。) |
WG1200HS | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1200HP | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WF300HP2 | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
W300P | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WF800HP | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8165N | 現象1、2 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG2200HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WF1200HP2 | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1800HP2 | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WF1200HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG600HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG300HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WF300HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1800HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WG1400HP | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8175N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR9300N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8750N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8160N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR9500N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8600N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8370N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8170N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8700N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8300N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8150N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR4100N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR4500N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8100N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8500N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
CR2500P | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8400N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR8200N | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR1200H | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR7870S | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR6670S | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR7850S | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR6650S | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR6600H | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
WR7800H | 現象1、2、3 | 下記の対処方法1、対処方法2をご確認ください。 |
悪意ある第三者が不正にアクセスできないよう、Wi-Fiルータの管理画面へログインするためのパスワード(管理者パスワード)やWi-Fi接続用のパスワード(暗号化キー)を、初期値ではなく堅牢なものに変更することをお勧めします。
詳しくは下記をご参照ください。
クイック設定Webの詳細モードで「基本設定」を開き、「UPnP機能」を「使用しない」にしてください。
その後は、画面下の【設定】ボタンを押して、画面に従って設定を保存してください。
※ この画面はWG1200HPです。
「UPnP機能」を「使用しない」にすることで、下記のような影響が出ますが、セキュリティは高まります。
本脆弱性情報を弊社へご報告いただきました関係機関の皆様に厚く御礼申し上げます。
JVN(Japan Vulnerability Notes)より発表された本件に関する情報は、以下よりご覧ください。
現象1に関連するCVE情報
CVE-2024-28005 / CVE-2024-28007 / CVE-2024-28008 / CVE-2024-28009 / CVE-2024-28010 / CVE-2024-28011 / CVE-2024-28012
現象2に関連するCVE情報
CVE-2024-28014
現象3に関連するCVE情報
CVE-2024-28006 / CVE-2024-28013 / CVE-2024-28015 / CVE-2024-28016