Wi-Fiの通信速度を向上させたい

対象の動作モード
動作モード略称
ローカル PPPoE transix クロスパス 国内標準プロビD v6 コネクト v6プラス IPv6 OPT OCN VC 国内標準プロビM ブリッジ 非メッシュ中継機/子機

本商品のWi-Fiの通信速度を向上させたい場合は、次の機能を使用します。

● チャネル幅を変更する

● プロテクション機能

● MLO

「2.4GHz帯、5GHz帯同時に管理する(MLO)」を参照してください。

※ MLOは、メッシュ機能を利用しない中継機/子機には対応していません。

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設定を行う前に

設定手順

親機としてご使用の場合の手順を例に説明しています。中継機/子機としてご使用の場合も、同様の手順で行うことができます。
説明で使用している画面は一例です。OS、Webブラウザの種類など、ご利用の環境によっては表示内容が異なる場合があります。

チャネル幅を変更する

■ 2.4GHz帯

Wi-Fi通信で利用するチャネルの幅を、20MHzから40MHzに拡大することにより、約2倍の通信速度を実現することができます。(デュアルチャネル機能)

メモ

  • 中継機/子機としてご使用の場合、親機と5GHz帯で接続しているときに、子機との通信に使用するチャネル幅を指定します。2.4GHz帯で接続しているときは、設定できません。

クイック設定Webで設定します。
クイック設定Webの起動方法は、下記を参照してください。

1.
ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリックします。

※ 中継機/子機としてご使用の場合は、ホーム画面の「子機との接続設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリックします。

2.

「チャネル幅」で「40MHz(自動切替)」、「40MHz(優先)」のいずれかを選択します。

  • 「40MHz(自動切替)」(初期値)

    周囲のWi-Fiの電波状況によって、40MHz/20MHzが自動で切り替わります。

  • 「40MHz(優先)」

    優先して40MHz(デュアルチャネル)で通信します。なお、40MHzに対応していない子機とは20MHzの通信となります。

  • 「20MHz」

    20MHzで通信します。デュアルチャネルを使用しません。子機が多い場合や、他の親機が存在する場合に選択してください。

設定画面イメージ

3.
[設定]をクリックします。
4.
ダイアログボックスが表示された場合は、内容をよく読んでボタンをクリックしてください。
5.
「設定内容を更新しました。」と表示されたら、設定は完了です。

■ 5GHz帯

Wi-Fi通信で利用するチャネルの幅を、20MHzから拡大することにより、約4~8倍の通信速度を実現することができます。(クワッドチャネル機能、オクタチャネル機能)

メモ

  • 160MHzで通信するには、子機が160MHzの帯域幅(VHT160/HE160/EHT160)に対応している必要があります。
  • 中継機/子機としてご使用の場合は、親機と2.4GHz帯で接続しているときに、子機との通信に使用するチャネル幅を指定します。5GHz帯で接続しているときは、設定できません。

クイック設定Webで設定します。
クイック設定Webの起動方法は、下記を参照してください。

1.
ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」をクリックします。

※ 中継機/子機としてご使用の場合は、ホーム画面の「子機との接続設定」-「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」をクリックします。

2.

「チャネル幅」で「160MHz」または「80MHz」を選択します。

  • 「160MHz」(初期値)

    160MHz(オクタチャネル)で通信します。周囲のWi-Fiの電波状況によって、160MHz/80MHz/40MHz/20MHzが自動で切り替わります。

    ※ 中継機/子機としてご使用の場合は設定できません。

  • 「80MHz」

    80MHz(クワッドチャネル)で通信します。周囲のWi-Fiの電波状況によって、80MHz/40MHz/20MHzが自動で切り替わります。

  • 「20MHz」

    20MHzで通信します。クワッドチャネル、オクタチャネルを使用しません。子機が多い場合や他の親機が存在する場合に選択してください。

設定画面イメージ

3.
[設定]をクリックします。
4.
ダイアログボックスが表示された場合は、内容をよく読んでボタンをクリックしてください。
5.
「設定内容を更新しました。」と表示されたら、設定は完了です。

プロテクション機能

2.4GHz帯のWi-Fiで、子機との通信にRTS/CTSフロー制御を行う場合に使用します。

メモ

  • Wi-Fi接続する子機が少ない場合や、周囲に他の親機が存在しない場合には、「OFF」に設定してください。それ以外では、「ON」に設定することにより、Wi-Fi通信速度が向上する場合があります。

クイック設定Webで設定します。
クイック設定Webの起動方法は、下記を参照してください。

1.
ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリックします。

※ 中継機/子機としてご使用の場合は、ホーム画面の「子機との接続設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリックします。

2.
[詳細な項目を表示]をクリックします。

設定画面イメージ

3.
プロテクション機能を設定する場合は、「プロテクション機能」を「ON」に設定します。

設定画面イメージ

4.
[設定]をクリックします。
5.
ダイアログボックスが表示された場合は、内容をよく読んでボタンをクリックしてください。
6.
「設定内容を更新しました。」と表示されたら、設定は完了です。

使いかた

うまく動作しない場合は

  • 同帯域を使用するWi-Fi機器が多数存在する環境でデュアルチャネル、クワッドチャネルまたはオクタチャネル機能を動作させると、Wi-Fi接続ができない場合があります。そのような場合には、使用するチャネルを変更するか、「チャネル幅」を「20MHz」に設定してご利用ください。

    ※ 中継機/子機としてご使用の場合は、使用するチャネルを変更することはできません。

  • ご利用環境によっては、40MHz/20MHzまたは160MHz/80MHz/40MHz/20MHzが自動で切り替わるため、「チャネル幅」を20MHz以外に設定しても、20MHzで接続される場合があります。