本機器には、下記の動作モードがあります。
用途に応じた動作モードに設定することで、親機、中継機、または子機としてご使用いただくことができます。
●ルータモード
●ブリッジモード
●中継機モード、Wi-Fi子機(CONVERTER)モード
親機として使用する場合
●ルータモード
- PPPoEルータモード
インターネット側のブロードバンド回線がPPPoE接続の場合、本機器をPPPoEルータモードに設定します。PPPoEルータモードでは、本機器自身がPPPoEでプロバイダ(または接続事業者)に接続するルータの役割を持ちます。
お客様は、プロバイダと契約したときに入手した接続情報を手元に用意して、らくらくネットスタート 2画面にしたがって接続情報を入力していきます。設定が完了し、PPPoEで接続されると、本機器のACTIVEランプが緑点灯、CONVERTERランプが消灯します。
- ローカルルータモード
ブロードバンド回線がPPPoE以外で、本機器のルータ機能を利用する場合は、本機器をローカルルータモードに設定します。通常はブロードバンドモデムがルータ機能を持っていない場合に、本機器をローカルルータモードに設定します。
ローカルルータモードでは、WAN側のIPアドレスを取得すると、ACTIVEランプが緑点灯、CONVERTERランプが消灯します。
また、WAN側にIPアドレスが割り当てられている、またはDHCPで取得する場合もローカルルータモードに設定します。
- IPv4 over IPv6通信モード
IPv6通信網を経由してIPv4のサイトと通信します。
本機器は、transixサービス、クロスパスサービス、v6プラスサービス、IPv6オプションサービス、OCNバーチャルコネクトサービスおよび国内標準プロビジョニング方式のIPv4 over IPv6通信サービスに対応しています。
利用回線が詳しくわからない場合でも、本機器のらくらくネットスタート 2を使えば回線を自動判定して利用可能な通信サービスに対応した動作モードに設定します。設定が完了して接続されると、本機器のACTIVEランプが緑点灯、CONVERTERランプが消灯します。
- - transixモード
transixサービスを利用してインターネットに接続します。
インターネットマルチフィード株式会社仕様のDS-LiteプロトコルでIPv4 over IPv6通信を行います。
- - クロスパスモード
クロスパスサービスを利用してインターネットに接続します。
アルテリア・ネットワークス株式会社仕様のDS-LiteプロトコルでIPv4 over IPv6通信を行います。
- - v6プラスモード
v6プラスサービスを利用してインターネットに接続します。
株式会社JPIX仕様のMAP-EプロトコルでIPv4 over IPv6通信を行います。
- - IPv6オプションモード
IPv6オプションサービスを利用してインターネットに接続します。
ビッグローブ株式会社仕様のMAP-EプロトコルでIPv4 over IPv6通信を行います。
- - OCNバーチャルコネクトモード
OCNバーチャルコネクトサービスを利用してインターネットに接続します。
NTTコミュニケーションズ株式会社仕様のIPv4 over IPv6通信を行います。
- - 国内標準プロビジョニング方式に対応の各通信モード
らくらくネットスタート 2による回線の自動判定機能により検出した国内標準プロビジョニング方式に対応の各IPv4 over IPv6通信サービスを利用してインターネットに接続し、IPv4 over IPv6通信を行います。
- ● ブリッジモード
- 本機器のルータ機能を停止して利用するモードです。ルータまたはルータ機能内蔵のブロードバンドモデムなどに有線で接続するときに使用します。
ルータタイプブロードバンドモデムにWi-Fi機能がない場合にもスマートフォンなどが接続できます。
中継機/子機として使用する場合
- ● 中継機モード、Wi-Fi子機(CONVERTER)モード
- 本機器のLANポート、WANポートにテレビ、パソコン、ゲーム機などを接続して、子機(イーサネットコンバータ)として使用できます。
さらに、本機器は子機(イーサネットコンバータ)として利用しながら、他の子機と親機間の電波を中継する中継機として使用できます。中継機として使用する場合、本機器が親機とWi-Fi接続している周波数帯と、本機器が子機にWi-Fi接続を許す周波数帯との組み合わせ別に、いくつかの動作モード(中継機能)があります。「本機器の中継機能」を参照してください。